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AdGuardとSurfshark CleanWebは、当サイトが特におすすめしている広告ブロッカーです。それには理由があります。どちらもAdblock Testerで非常に高いスコアを記録しており、それが実際の性能にも表れています。ただし、共通点はそこまでです。機能面では、両者はまったく異なるツールです。
AdGuardは広告ブロッカーです。会社全体が、高度な広告ブロック製品の開発に取り組んでいます。ブラウザ拡張機能、HTTPSフィルタリングに対応したシステム全体の広告ブロック、広告やコンテンツをブロックできる公開・個人向けのDNS、VPNベースの広告ブロックなど、幅広い製品を提供しています。広告が表示される端末であれば、AdGuardでブロックを試みることができます。
SurfsharkはVPNサービスです。それが本来の姿であり、広告ブロッカーは独立した製品というより、機能の一つという位置づけです。とはいえ、SurfsharkはVPNが主力であるぶん、AdGuardよりも多くの端末やアプリストアで提供されています。そのため、広告をブロックしにくい端末でも広告ブロックを提供できる、ユニークな立場にあります。

この記事では、両者をさらに詳しく比較し、あなたに合うのはどちらかを判断していきます。
AdGuardとSurfshark CleanWebの比較早見表
| AdGuard | Surfshark CleanWeb | |
| 料金 | $29.88/年から | すべてのSurfsharkプラン(Starter / One / One+)に付属 |
| 無料版 | あり | Surfsharkのサブスクリプションに含まれる |
| YouTube広告のブロック | 対応 | 対応 |
| トラッカーのブロック | 対応 | 対応 |
| 対応環境 | Chrome、Safari、Firefox、Edge、Windows、macOS、Android、iOS | Chrome、Firefox、Edge、Windows、Linux、macOS、Android、iOS、Fire TV、Apple TV |
メリットとデメリット
AdGuard
メリット
- YouTubeやほとんどのサイトで強力に広告をブロック
- デスクトップ版・モバイル版アプリでシステム全体の広告をブロック
- トラッキング防止(旧「ステルスモード」)で本格的なプライバシー管理が可能
- ユーザールール、追加のフィルタリスト、要素のブロックに対応
- DNSレベルとHTTPSのフィルタリングで、すっきり快適なブラウジング
デメリット
- 複数の端末でフル機能のアプリを使うには有料版が必要
- 設定をまったく変えない人には、項目が多すぎると感じるかもしれない
- サポートは主にナレッジベースとメールで、すぐに手取り足取り助けてもらえるわけではない
Surfshark CleanWeb
メリット
- Surfshark VPNに付属し、スイッチ1つでVPNと広告ブロックの両方を使える
- ネットワークレベルで広告とトラッカーをブロック
- VPNをオンにすれば、アプリ内でもブラウザでも機能する
- ブラウザ拡張機能版のClean Webは、ポップアップのブロック、マルウェア警告、サイトの漏洩履歴の表示に対応
- 24時間365日のライブチャットなど、全体的にサポートが充実
デメリット
- VPNアプリ版はVPN接続が必要で、速度や遅延に影響することがある(ブラウザ拡張機能版はVPN接続なしでも動作)
- カスタマイズは限定的。VPNアプリ版ではコスメティックフィルタリングはできないが、ブラウザ拡張機能版ではページの表示を整えられる
- 広告ブロック検知への対策はほとんどない
- 高度なプライバシーテストやフィンガープリントのテストでは見劣りする
主な違いをひと目で(要約)
- AdGuardはまず何よりも広告ブロック専用のツールです。YouTube広告を強力にブロックし、ニュースサイトやECサイトでも優れた性能を発揮します。アプリを使えばシステム全体の広告もブロックできます。
- トラッキング防止とユーザールールにより、AdGuardは本格的なプライバシー保護が可能です。トラッカーを取り除いたり、サイトごとに動作を調整したり、トラッキング対策や広告ブロック検知の多くを目立たずに回避したりできます。
- Surfshark CleanWebはVPNの追加機能です。VPNがオンのとき、「スイッチ1つ」でアプリ全体の広告やトラッカーをブロックできるのは便利ですが、細かい設定やコスメティックフィルタリングはほとんどできません。
- すでにSurfshark VPNを使っていて、別のツールを入れずに広告を減らし、基本的な保護を得たいだけなら、CleanWebが真価を発揮します。
- 細かな管理、プライバシー機能、すっきりしたブラウジングを重視するなら、総合的にはAdGuardのほうがおすすめしやすい選択肢です。
実際のサイトでの広告ブロック性能
広告ブロック性能のやや技術的な話は後ほど取り上げます。まずは、普段よく訪れるサイトでこの2つの広告ブロッカーがどう動くかを見てみましょう。
YouTube
AdGuard
YouTube向けなら、AdGuardは迷わずおすすめできます。YouTubeによる広告ブロッカーの取り締まりや、MV3(Manifest V3)への移行で拡張機能が制限された後も、サイト上の広告を的確に取り除いてくれます。テストでは、ホーム画面の広告、プレロール広告、ミッドロール広告、ショートの広告のいずれも表示されませんでした。
- スキップ可能なインストリーム広告:ブロック
- スキップ不可の広告:ブロック
- インフィード動画広告:ブロック
- バンパー広告:ブロック
- マストヘッド広告:ブロック
- YouTubeショートの広告:ブロック
Surfshark CleanWeb
SurfsharkアプリのCleanWebは、YouTubeでは効いたり効かなかったりでした。しかし、SurfsharkをChrome拡張機能としてインストールし、ブラウザ拡張機能版のClean Webを有効にすると、結果はまったく違うものになりました。
- 動画広告:ブロック
- バナー広告:ブロック
- ショートの広告:ブロック
Forbes
AdGuard
ホーム画面の巨大なスライド広告、記事中の広告、フローティング動画のウィンドウを取り除きました。会員登録のポップアップや通知の許可を求める表示もブロックされました。
ただし、無料で読める記事数を使い切ると、ペイウォール(有料記事の壁)が表示され、回避する方法はありませんでした。
Surfshark CleanWeb
こちらもまったく同じ結果でした。CleanWebはブロックしてほしいものをすべてブロックしましたが、ペイウォールは回避できませんでした。
また、「データ漏洩の警告」も表示されました。これは、そのサイトが過去に情報漏洩を起こしたことがあるかどうかを示すものです。Forbesは過去に漏洩があったようです。
The New York Times
AdGuard
ここでもAdGuardは大小のバナーを一掃しました。The New York Timesには静止画のバナーに加えてアニメーションするバナーもありますが、AdGuardはそのすべてをブロックしました。
ただし先ほどと同じく、ペイウォールは広告ブロッカーでは回避できませんでした。
Surfshark CleanWeb
こちらもほぼ同じ結果でした。ただし、バナー広告の枠が1〜2か所、数秒間表示されてから消えることがありました。
なお、ブラウザ拡張機能版のClean Webでは、同様の問題は見られませんでした。拡張機能はページのHTMLを書き換えられるため、VPNベースの広告ブロッカーが苦手とする部分もきれいに整え、まさに「クリーンなウェブ」を実現してくれます。
Yahoo
AdGuard
普段は記事より広告のほうが多いくらいのYahoo Newsでも、広告は一切表示されませんでした。さらにAdGuardは、Yahoo Mailの広告も取り除くことができました。Yahoo Mailの広告は消すのが難しく、uBlock Origin以外ではほとんどの広告ブロッカーが対応できません。AdGuardは同じフィルタを多く使っているため、ここでも同様の効果が得られます。
Surfshark CleanWeb
CleanWebも、Yahoo Newsの不快な広告はしっかり取り除きました。しかしAdGuardと違い、Yahoo Mailの広告は消せませんでした。
AdGuard
Redditでは、数件ごとに「プロモーション」投稿が表示されるほか、スレッド内に広告が出ることもあります。AdGuardを有効にすると、こうしたスポンサー投稿はすべて消え、通常の投稿には影響がありませんでした。
Surfshark CleanWeb
ブラウザ拡張機能版のClean Webも、Reddit全体でプロモーション投稿や広告をブロックしました。
テスト結果のまとめ
- AdGuardのアプリと拡張機能は、ほぼ同じように動作します。アプリでも連携用の拡張機能を使っているためです。
- より多くの広告をブロックしたいなら、VPNアプリ版よりもブラウザ拡張機能版のClean Webを使うのがおすすめです。
- Surfsharkのフィルタは、AdGuardほど充実していません。Yahoo Mailの広告のように、AdGuardがブロックできる広告をCleanWebが見逃すことがあります。
- 普段使いであれば、ほとんどのユーザーはAdGuardとブラウザ拡張機能版のSurfshark Clean Webの違いに気づかないでしょう。
主な機能
広告ブロック機能
実際のテスト結果を見たところで、次は両者の仕組みと機能を詳しく見ていきましょう。
AdGuard
AdGuardはまず何よりも広告ブロッカーです。ブラウザ拡張機能では、次のことができます。
- 煩わしいバナー広告、ポップアップ、オーバーレイを取り除く
- プレロール広告、ミッドロール広告、ショートの広告など、YouTubeの広告を消す
- SNSのウィジェットやCookieの同意表示を隠し、ニュースレター登録のポップアップを取り除く
- ページの見た目を整え、広告が消えた後の空白をすぐに取り除く
内部には膨大なフィルタリストと独自のルールが用意されているので、気になる広告に徹底的に対処できます。さらにデスクトップ版・モバイル版アプリでは、端末内のフィルタリングによりシステム全体の広告ブロックに対応します。AndroidではローカルVPNを使用します。つまり、次のようなメリットがあります。
- アプリやゲームの広告がすぐにブロックされる
- トラッカーやアクセス解析の通信が遮断される
- ニュースアプリやショッピングアプリがぐっとすっきりする
さらに、独自のユーザールールを追加したり、迷惑要素のリストを強化したり、必要に応じてサイトごとにブロックの強さを弱めたりすることもできます。
Surfshark CleanWeb
SurfsharkのVPNアプリ版CleanWebは、ページのレイアウトを変更せず、VPN接続中に広告、トラッカー、マルウェアのドメインへの接続を遮断します。以下はVPNアプリ版の説明です。ブラウザ拡張機能版はVPN接続なしでも動作し、ページの表示も整えられます。
つまり、次のようなメリットがあります。
- ブラウザ拡張機能を入れたりページに手を加えたりしなくても、広告の少ないブラウジングやYouTube、SNSを楽しめる
- VPNがオンの間は、アプリ内広告やトラッキング通信の多くがフィルタリングされる
- 危険なドメインもDNSレベルでブロックされる
ただし、見た目を整える処理(コスメティックフィルタリング)は行わないため、特に広告収入に大きく頼っているサイトでは、広告があった場所に空白が残ることがあります。また当然ながら、個々の要素を細かく管理したり、独自のルールを追加したりすることはできません。CleanWebはシンプルさが売りで、VPNをオンにするだけで、端末全体で広告、トラッカー、危険なドメインをブロックします。
実際に使ってみると、AdGuardは広告を的確かつ精密に取り除く印象で、Surfshark CleanWebはVPN接続を使って問題になりそうなものを広く受け止める盾のような印象です。
プライバシーとセキュリティ
AdGuardとSurfshark CleanWebは、どちらも「広告をブロックするだけ」にとどまらない保護を目指していますが、その方法は大きく異なります。
AdGuard
AdGuardは広告ブロックに加えて、プライバシー保護機能にも力を入れています。あなたを追跡したり、悪影響を及ぼそうとしたりするものを積極的に遮断します。
- トラッカーとアクセス解析のブロック:ウェブ上であなたを追いかけるスクリプト、アクセス解析ツール、サードパーティCookie、ビーコンをブロックします。
- DNSレベルのフィルタリング:DNSリゾルバーとして動作し、広告やトラッカーがネットワークに届く前にブロックします。
- HTTPSフィルタリング:現在のサイトの多くはHTTPSを使用しているため、AdGuardはブラウザとの間、サイトとの間にそれぞれ安全な接続を確立し、その間で通信をフィルタリングします。
- トラッキング防止(旧「ステルスモード」):次のような本格的なプライバシー保護機能を追加します。
- 検索クエリを隠す
- Cookieを自動で削除する
- ブラウザの情報を制限・偽装する
- 不要なサードパーティのリクエストを遮断する
これらは、サイトや広告主に収集される情報そのものを減らすための機能です。
- フィッシング・マルウェア対策:アクセスするドメインをフィッシング、詐欺、マルウェアサイトのブロックリストと照合し、疑わしいものをブロックします。
- データの取り扱い:AdGuard自身のポリシーによれば、ユーザーのデータを収集・販売することはありません。キプロスに本社を置き、EUのGDPRに準拠して運営されています。また、AdGuard Homeなど一部の製品はオープンソースで公開されています。
AdGuardが本格的なウイルス対策ソフトやセキュリティスイートの代わりになるわけではありませんが、強力なプライバシー管理機能といくつかのセキュリティ機能を備えた広告ブロッカーとしては、かなり頼りになります。
Surfshark CleanWeb
CleanWebは少し違う領域のツールです。VPNを土台に、その上に広告ブロックとセキュリティ機能を重ねています。
- VPNと広告ブロックの組み合わせ:SurfsharkアプリでCleanWebを有効にすると、通信は暗号化されてVPN経由で送られ、同時にドメインが広告・トラッカー・マルウェアのリストと照合されます。つまり、次のような効果があります。
- IPアドレスが隠れる
- プロバイダー(ISP)に通信の中身を見られにくくなる
- 広告やトラッカーへの接続の多くがネットワークレベルで遮断される
- トラッカーのブロック:追跡やプロファイリングで知られるドメインをブロックします。サイトがアクセス解析や行動トラッキングを読み込もうとしても通信が遮断されるため、広告主やデータブローカーから見えにくくなります。
- マルウェア・フィッシング対策:マルウェアで知られるサイトや、過去に情報漏洩の履歴があるサイトについて警告し、悪意のあるドメインはそのままブロックします。
- データ漏洩・マルウェアのアラート:ブラウザ拡張機能版のClean Webでは、次のことができます。
- 訪問したサイトの過去の漏洩履歴を表示する
- 改ざんされたサイト上のマルウェアについて警告する
- 通信を標準で暗号化:SurfsharkのVPNと組み合わせると、端末とVPNサーバー間の通信が暗号化されます。
高度なトラッキングのテストではCleanWebの弱点も見えましたが、もともと広告ブロッカーが本業ではないので、これは想定内です。普段使いでは、それほど気にならないはずです。
パフォーマンスとリソース使用量
どちらのツールも不要なものを取り除いてブラウジングを速くしてくれますが、パフォーマンスへの影響は異なります。
AdGuard
AdGuardは、とても軽く動作しながら、できるだけ多くの仕事をこなすように作られています。
- ブラウザ拡張機能の性能:複数のフィルタリストを有効にしても、拡張機能はきびきび動きます。広告はすばやくブロックされるので、画面に一瞬表示されることもほとんどありません。
- DNSレベルでの設定:AdGuard DNSを使うと、コンテンツが端末に届く前にブロックされます。つまり、リクエストが減り、データ使用量も減り、ブラウザの負担も軽くなります。
- システム全体用のアプリ:デスクトップ版・モバイル版アプリでは、通信を端末内のフィルタ(またはローカルVPN)経由にして、アプリ全体で広告やトラッカーをブロックします。シンプルな拡張機能よりはリソースを使いますが、普段使いでは十分に快適で、本格的なセキュリティスイートよりずっと軽く感じられます。
全体として、AdGuardは追加のフィルタや機能をオンにしても快適に動くように作られています。もし遅く感じても、たいていはAdGuardではなくサイト側に原因があります。
Surfshark CleanWeb
CleanWebのパフォーマンスは、Surfsharkをどう使うかに大きく左右されます。
- VPNを有効にした場合:VPNをオンにした状態でSurfsharkアプリのCleanWebを使うと、暗号化と経路変更の負荷が加わるうえ、端末側でネットワークレベルのドメインフィルタリングも行われます。
- ブラウザ拡張機能版のClean Web:VPNを使わずブラウザだけで使う場合、一般的な拡張機能に近い動きになります。通常の広告をブロックし、リソースを多く使う要素を取り除き、広告データをダウンロードしないぶんデータ使用量も減らします。
- データ通信量:広告、トラッキングスクリプト、悪意のあるコンテンツを読み込まないため、ブラウザやアプリが受信するデータ量を減らせます。
日常的な使い方なら、おそらくAdGuardがいちばんの選択肢です。ただ、ほかの目的ですでにSurfsharkのVPNを使っているなら、CleanWebは追加料金なしで使えるので、検討する価値は十分あります。
広告ブロック検知への対策
ブラウジング中に「広告ブロッカーをオフにしてください」という画面に出くわしたことがあるでしょう。気持ちのいいものではありません。両者がどう対処するかを見てみましょう。
AdGuardは積極的に対策
デスクトップ版・モバイル版アプリでは、トラッキング防止機能が、サイトが広告ブロッカーを検知するために使う手がかりの一部を取り除き、広告ブロッカーの動作を目立たなくしようとします。ブラウザ拡張機能だけを使う場合は、AdGuard Extraと組み合わせると、厄介な広告ブロック検知スクリプトや警告にある程度対処できますが、完璧ではありません。それでも、壁にぶつかってすぐにあきらめるのではなく、検知の回避を実際に試みてくれます。
SurfsharkのVPNアプリ版CleanWebの検知回避には限界がある
巧妙な広告ブロック検知対策用のフィルタも、検知をごまかすための見た目の工夫も、ブロックをすり抜けるための追加のスクリプトもありません。CleanWebはドメインをブロックするだけです。そのため、サイトがVPNや広告ブロッカーの利用者を締め出すことにした場合、打つ手はありません。唯一のかすかな望みは、CleanWebが目に見える拡張機能ではなくVPNレベルで動作するため、基本的な広告ブロック検知には気づかれず、うっかり通してもらえる場合があることです。
使いやすさとカスタマイズ性
どちらのツールも、使い始めるのはとても簡単です。
AdGuard
AdGuardは、設定を深く掘り下げても動作はきびきびしています。アプリや拡張機能をインストールすれば、大きな切り替えスイッチですぐに広告ブロックが始まり、あとは自動で動いてくれます。手間はかかりません。
もちろん、時間をかけて設定を見てみると調整できる項目はたくさんありますが、それでも迷うことはないでしょう。フィルタは「広告ブロック」「プライバシー」「セキュリティ」「ソーシャルウィジェット」「迷惑要素」といったわかりやすいカテゴリーに分かれているので、必要に応じてオン・オフを切り替えられます。次のようなことも可能です。
- URLから独自のフィルタリストを直接追加する
- かなり高度なHTML/CSSの指定を含む、独自のユーザールールを書く
- ページ上の任意の要素を手動でブロックして、非表示にする
- ホワイトリストを使い、設定を反転させて特定のサイトだけでブロックを有効にする
表面上はふつうの広告ブロッカーに見えますが、その裏には充実したツールがそろっています。
Surfshark CleanWeb
Surfshark CleanWebは、シンプルで控えめな作りです。
アプリでは、CleanWebはVPN設定の中にある切り替えスイッチにすぎません。「オン」か「オフ」かを選ぶだけです。オンにすると、バックグラウンドで静かに広告、トラッカー、危険なドメインをブロックし始めます。設定できる項目はほとんどありません。
ブラウザ拡張機能版のClean Webでは、もう少し細かく管理できます。広告ブロック、ポップアップのブロック、マルウェアアラート、データ漏洩アラートを個別にオン・オフできます。ただし、できるのはその切り替えくらいで、カスタムリストの追加、独自ルールの作成、特定サイトの細かな調整はできません。
使いやすさの面では、Surfsharkは「オンにしたらあとはお任せ」タイプ、AdGuardはシンプルさと高度なカスタマイズの両方を選べるタイプといえます。
カスタマーサポート
AdGuard
AdGuardのサポート体制は最小限です。詳しいナレッジベースとメールサポート(日本語対応)は用意されていますが、ライブチャットや電話窓口はありません。問題が起きたときは、基本的にナレッジベースを見て自分で解決するか、メールを送って返信を待つことになります。ドキュメントはしっかりしていて多くのケースをカバーしていますが、メールの返信には時間がかかることがあります。
Surfshark CleanWeb
この点はSurfsharkのほうがずっと優れています。CleanWebはSurfsharkのVPNサービスの一部なので、24時間365日のライブチャット、メール、整理されたヘルプセンターといったサポート体制をすべて利用できます。広告ブロッカーの調子が悪いときやVPN関連の問題が起きたときも、数分でチャットの担当者につながるため、メールだけのサポートに比べて大きな安心感があります。なお、日本語のヘルプセンターもありますが、日本語の記事数はまだ少なめです。
結論
AdGuardとSurfshark CleanWebは、どちらも多くの点で優れています。広告をブロックし、ページ上の煩わしい要素を取り除き、動作を重くするトラッキングの多くを遮断します。違いは、問題へのアプローチの仕方にあります。
AdGuardは、プライバシーと細かな管理にもこだわった、広告とトラッカーの徹底的な駆除ツールです。一方のSurfshark CleanWebは、広告の除去やドメインのブロック機能がたまたま付いているVPNの機能、という印象です。
すぐに決めたい方は、次のように考えてみてください。
- すでにSurfshark VPNを使っていて、別のソフトを入れずに広告を減らしたいなら、CleanWebが良い選択肢です。
- 主にスマートフォンでブラウジングし、タップ1つでVPNと広告ブロッカーをすぐに使えるのが魅力的だと感じるなら、CleanWebはとても便利です。
- 設定はまったくいじらず、スイッチ1つで静かに快適にしてほしいというタイプの方も、CleanWebなら煩わしさを感じないでしょう。
- YouTubeやニュースサイトなど、ページの見た目をかつてのように快適にしたいなら、AdGuardがおすすめです。
- トラッキング防止やユーザールールを使い、何をブロックするかを自分で管理したいなら、やはりAdGuardがおそらく最適です。
- VPNの有無にかかわらず動作し、さまざまなパソコンや端末で使える単体の広告ブロッカーが欲しいなら、ここでもAdGuardのほうが適しています。
どちらも優れたツールですが、本格的なプライバシー保護ツールを備え、多くのサイトで広告ブロックの効果が高く、カスタマイズ性にも優れた純粋な広告ブロッカーとして、総合的にはAdGuardのほうがおすすめしやすい選択肢です。